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カラヴァッジオの聖マタイと天使

San Matteo e angelo

スコラ哲学を天使に教授されているところを描いた一枚。
スコラ哲学は理性的です。信仰には知も必要という意味とも取れます。
天使は人差し指を握っています。
人差し指は見るものを祝福する形としてキリストが人差し指や中指で
ポーズを取っているように、意味があるようです。

絵画でもダヴィンチの洗礼者ヨハネやこのカラヴァアジオでもよく人差し指に
意味を持たせています。マタイの章に重荷を追っているものは私が休ませて
あげようという節があります。何故カラヴァッジオがマタイを選び
天使にスコラ哲学を教えさせたのか、知によって人生の重荷、

世俗の重荷から救われること、救われるような
知とは何かという意味と繋がっているような気がします。

 

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