ノヴァーリス・花粉

  

すべての愛する対象は、それぞれ天国の中心点である。
ノヴァーリス・花粉
婚約者ゾフィーの死後、彼はフロイトの言うところの「悲哀の仕事」を塞いだ。
彼は愛するゾフィーを断念することをせず、現実に帰らなかったのだ。彼は夜の色を愛し、
ゾフィーとの魂との霊的融合を目指していた。そんな彼の日記の断片、
「すべての愛する対象は、それぞれ天国の中心点である」
これは彼が現実に帰らず、ゾフィーのいる天国を素晴らしいものだと信じた結果であろう。最愛の人が行った天国だから、幸せな場所だと信じた結果であろう。
この言葉が妙に印象に残った。そんな一か月だった。この「すべての愛する対象は、それぞれ天国の中心点である」という言葉は他の映画の批評に繋げたいと思う。
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酒井司教、女子パウロ会、瀬戸内寂聴からも楽しんで読んでもらえた
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