Ranpo Edogawa (1)

江戸川乱歩の芋虫をイメージして作ってみました。
三回ぐらい分けて更新します。

「お前さんの貞節は、あの廃人を三年の年月少しだって
厭(嫌)な顔を見せるではなく、自分の慾をすっかり捨ててしまって、親切に世話をしている。女房として当たり前のことだと云ってしまえばそれまでじゃが、出来ないことだ。わしは、全く感心していますよ。————————
————–今の世の美談だと思っています。

だが、まだまだ先の長い話じゃ。
どうか気を変えないで面倒を見て上げて下さいよ」

江戸川乱歩 「芋虫」より。


————————————。
何も復活祭前後で「芋虫」の朗読の練習しなくてもという感じでしたけど、今年は違った春を過ごせて、色んな事を知れた気分です。次は「芋虫」について書きたいと思います。

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今回は江戸川乱歩先生を想って作った(笑)デザイン画から先に。何パターンか色々作ったのですけど、とりあえず今回は4枚まで。

江戸川乱歩・谷崎潤一郎は日本語のほうが綺麗なのですよね。
英訳だと状況を説明しているだけに過ぎない表現になってしまってるところがある気がしますが、それは彼等が望んだ日本の美のような気がするのですけどね。
綺麗な分、日本語でデザイン画にするとグロテスク感、強迫観念が増すので、それがかえって耽美というものから離れてしまう気がしたので、(私の場合は)イメージ画像に使う文字は英語にしました。人によっては物足りないと思うかもしれませんが・・・・・・。
使ってる引用箇所は本題に入れば分かるかと思います。

私はRanpo Edogawa にしましたが、
Rampo Edogawaというのもありますね。

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