Gabrielle Chanel

      調香師: オリヴィエ・ポルジュ

      昨年発売された「ガブリエルシャネル」は確かに最高傑作だった。シャネルno5と同じようにジャスミン、イランイランが入っているが今回はオレンジフラワー、チュベローズという花が追加されている。

      チュベローズは朝にしか積むことが出来ない花で、冬を越すことが難しい。ガブリエルシャネルという香水は、まさしく彼女が幼い頃は貧しかったこととを表すかのように、冬を越して来た花の強さである。ガブリエルとは彼女の幼い頃の名前で、彼女は自分らしく生きるためにココ・シャネルを名乗る。


      だからといっても、ガブリエルという名前を捨てたとは言い難い。人々はガブリエルとはシャネル自信が自分だけが呼ぶことを許した名前だったのではないかと囁く。

      ガブリエルシャネルという香水は
      人間を強くする秘密、内面世界のようだ。

      私がシャネルの香水で好きなところは、他の香水や人工の香りでは無いものがあるからだ。それは何かというと、香水の定番方程式である香りのピラミッドというものが存在しない。音楽のように音と音が響き合って、時間と共に香りが形成されていき、女性の肌と混ざることによって、その女性と合わせた主題が浮かび上がってくる。これこそシャネルの伝統の芯のある香りなのだと私は思う。

      形もなく、存在していない香りを作る調香師。
      間違いなく生き残りの調香師は天才と言える。

      現代というこの世の中を、芯のある芳醇な香りとして捉えるのだから。

      (大きいボトルは 頂き物)

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